性格はどのようにして形成されていくのか?
生まれてくる命は、5つの発達段階を経て、人生の基本となる性格と行動パターンを形成します。理性や解釈能力の発達していない乳児期や幼児期において私達は、すべての喜び、愛情、快楽、不快感、トラウマなどをありのままに体と感情で体験します。
この時期に、環境や人間関係を通して得られた経験が、成長するにつれて周りの外的・内的環境の認知や、人間関係においての判断力、反応、行動に大きく影響を及ぼし、「性格」を形成します。この過程は、ほとんどが「無意識」によるものですが、大人になってからの人間関係、コミュニケーション、自己の表現、物事の受け止め方のパターンの基本となります。
この時期においては、すべての出来事が自らの安全、安心感、快楽、生存本能と密接しています。言い換えると、大人の目でみて些細な出来事でも、子供にとっての体験は、一生のパターンを形成する傷・トラウマとして無意識の内に受け止められるのです。そして自分はどのような人間か、周りにとってどんな存在なのかを両親とのかかわりを通して、受け止めます。私達のうまれもった本質である豊かな愛情、表現力、創造力を自分のものとして取り戻すための鍵が、ここにあるといえるでしょう。成長段階で生じた体験を振り返り、感情的な傷がどのような意味合いを持つのかを振り返り癒していくことが、これからの生き方と人間関係に大きな影響をもたらすことでしょう。